「ちゃんと顔を洗っているのに、ニキビが減るどころか増えてしまった」という人は、すすぎ残しがある可能性大です。無添加で肌に良い石鹸を使っていたとしても、肌に成分が残っていれば化学変化して肌トラブルの原因になります。固形石鹸で顔を洗うならば、泡立てネットを使うと良いです。泡立てると、肌につけても洗い流しやすくなるからです。
固形石鹸の良い所は、洗浄力が強い所です。肌のpHに近い弱酸性の石鹸もありますが、それだと洗浄力弱すぎて、皮脂汚れが残ってしまう可能性が高いです。固形石鹸だと洗浄力が強く、泡をのせて軽くマッサージするぐらいで皮脂汚れが落ちます。その洗浄力の高さゆえに肌に刺激が強いと言われる事も多いのですが、慣れてくると肌が丈夫に育ちやすくなります。
どんな石鹸を使うにしても、すすぎ残しはニキビにとって最悪の条件です。石鹸カスでも、肌の常在菌の餌になります。よく石鹸カスがお風呂に残っているとカビが生えやすくなったり、ヌルヌルの原因になりますが、それと同じです。ニキビを治したいのならば、洗顔後のすすぎは時間をかけて行う必要があります。
お湯の温度が高いほど石鹸が溶けやすくなりますが、熱すぎるお湯は肌にダメージを与えます。また、敏感肌の人だと痒くなる原因にもなります。38~40度前後のぬるま湯を使って、しっかりと洗い流すようにします。シャワーで流してもOKです。
少しやりすぎと思えるくらいに流す方が良いです。