美容外科と形成外科はどちらも見た目を治療するという共通点があります。しかしながら2つの違いは形成外科が何らかの問題があってそれを改善するために治療するのに対し、美容外科は機能的には問題がなく本人が美を手に入れるために治療するのです。美容のための治療なので健康保険が適用されない場合がほとんどです。形成外科はほとんどの場合、保険の適応が認められています。
具体的に言うと、二重まぶたにあこがれて手術したのであれば美容外科の分野ですが、逆さまつ毛で眼球に傷が付くのを防ぐために二重に治療したのであれば形成外科なのです。病気で失った乳房を取り戻すための豊胸手術ややけどや交通事故による外傷を治すため、形成外科は行なわれています。そのままにしていたらあきらかに外見的な問題があるためです。ちなみに整形外科は身体の運動に関する治療を行なうところで骨や関節・筋肉などを治してくれます。
美容外科の場合、本人にとってはずっとコンプレックスに思っているものでありそれを治すことで今後の生活に大きく影響してくることもあるでしょう。しかしながら、病気や怪我と違って緊急を要するものではありません。そのため保険対象外となるのです。コンプレックスは誰しもが持っています。
美容に関してはすぐにでも治さないといけないものでもありません。費用もかかるため信頼できるよい病院をじっくり選んで、予算の範囲で納得いく治療ができるよう下調べをきちんとするようにしましょう。